ネットストーキングTips 〜いかにしてscreen_nameの変更を追跡するか〜

どこかで晒し上げられてTwitterのアカウントが炎上した人は、

  1. URLから直接飛んできたような輩は排除したい
  2. これまでの繋がりは保持したい

という目的を満たすためにscreen_name(例:6sho9)を変更することがある。StatusやプロフィールなどのURLにはscreen_nameが含まれているので、screen_nameの変更により以前のリンクからはアクセスできなくなる。一方、フォロー(やふぁぼられやTwilog等)はそのまま引き継がれる。
さて、このような人を追跡し続けるにはどうすればよいのだろうか。

追跡するには

事前にscreen_name変更への対策を取っていなかった場合の追跡法は次のようなものが考えられる

1.元の名前/screen_nameで検索してみる

「@newname ○○さん、今回は災難でしたねー」「元@oldname です。事情あってID変えました」等のpostが引っかかることが期待できる。なお、この場合の検索には反映の速い公式検索・Googleアップデート検索・buzztterが向いている。どれも一長一短あるので併用することが望ましいだろう。

2.フォロー関係から追跡

1の方法は運が良くないと効果を発揮しないので、こちらの方法を使うことが多くなると思う。まずターゲットのフォロー関係を漁り、次にターゲットがフォローしていた/されていた人のフォローからターゲットの新アカウントを見つけ出す。
とは言ってもscreen_nameを知らなければ当然フォロー関係も見ることが出来ないので変化球で攻める。具体的には

  1. Twilogの利用
  2. ふぁぼサービスの利用
  3. Twitter検索の利用

などが挙げられる。
まずは1から。この方法を取るにはターゲットがTwilogを利用している必要があるが、可能であればこれが一番望ましい。ちなみに上ではTwilogも新しいscreen_nameに引き継がれると述べたが、引き継ぎには若干のタイムラグがあるので、screen_name変更直後であればかなりの確率でログを見ることができる。ログが見つかった場合、まず誰に多く@を送っていたかを調べる。ターゲットと交流が活発であった人は、ターゲットの新しいscreen_nameへ向けて@を送っている可能性が比較的高いので、フォローを見る前に最近の発言をチェックしてみるのがよいだろう。それで見当たらなければ、なるべくフォローが少ないアカウントを選んでフォローを漁る。
2も同様に引き継ぎのタイムラグを狙って行う。多くふぁぼっている/ふぁぼられている人はターゲットとフォロー関係にあると考えられる。また、@付きの発言がふぁぼられていることもある。あとは1と同様に。
3はtwitter検索で"user:oldname"を検索することで、検索データベースに保存されている過去のpostを見られることを利用する(サンプル)。あとは上2つと同じようにすればよいが、この手法はフォロー関係を調べるというよりむしろ、ターゲットのログを遡ることが可能である点で最も有用であるかもしれない。

(追記)id:heal106から「ふつうに前のscreen_nameでぐぐってキャッシュ経由でRSS[のURL]からuser_idとってきてusers/show[API]にぶち込んだほうが」と指摘を受けた。なるほど…!
実際に試してみて気付いたんだけど、user/showに頼るまでもなく、RSSのURLはscreen_nameに依らずidのみが関係している(http://twitter.com/statuses/user_timeline/id.rss)ので、キャッシュのリンクからRSSに飛ぶだけで新しいscreen_nameがわかる。ただしターゲットがprotectedの場合はRSSを読むのに認証がいるのでapiに頼る必要がある。API叩くのにはこれを使うのが手軽で良いんじゃないですかね。

事前対策

さて、いくつかの追跡法を述べてきたが、読んでの通りどれもそれなりに手間が掛かる。したがって前もって対策を取っておくことが望ましい。ではどうすればよいのか。非公開リストの活用である。
非公開リストは、次のような(ネットストーカーにとって)好ましい性質を持っている。

  1. ターゲットには自分がリストに追加されたことに気付く術がない
  2. screen_nameの変更も、リストは自動的に追跡する
  3. ターゲットがprotectedになった(鍵を掛けた)場合でも、発言は見られなくなるものの追跡は続く

どうだろうか。他人のリストから自分を削除したい場合、リスト作成者に依頼するか作成者をブロックする必要があるのだが、1の性質のためにそのいずれも不可能になってしまうのである。これを防ぎたければ、一度アカウントを削除して作り直すしかない。その場合も慎重に行動しなければ上で述べたような方法で発見される可能性はあるが。
なお、ターゲットがprotectedであった場合、webからはリストに追加できないが、リスト管理機能のあるクライアントを使うかAPIを直接叩くことで可能になる。
ちなみに技術がある人はターゲットのuser_idを調べておき、それを用いて追跡してもよい。


非公開リストの性質について書くつもりだったのに前置きの方が長くなってしまった。ちなみに、俺はTwitterの仕組みに特別詳しいわけではないので、上に述べたことは間違ってたり上手い方法じゃなかったりするかもしれません。その場合はコメント欄なりTwitterなりで指摘して下さい。