自分語り

筑波大学社会学類後期落ちました。浪人です。
それに際して自分語りエントリを書いておこうかと。今の気持ちは放っておけばそのうちに消えてしまうだろうからそれを忘れないように。

これまで

実は高卒認定(旧大検)取得者です。
言いふらすようなことでもないので明らかにはしてこなかったけど、これを抜かして俺の受験は語れないので。


高2の時に過眠症なる病気なんだかやる気の問題なんだかよく分からないもののせいで1日12時間以上寝る生活をしていて、当然ながら出席日数が足りなくなり留年か退学かという二択になってしまい、もう1年間高2をやるというのに耐えられなかった俺は退学を選択。それが秋ごろのことで、12月の高卒認定試験を受けて合格。1年の時点で必要な単位は大体取っていたので、受けたのは日本史と世界史だけだった。
それからは家で勉強したり本を読んだりたまに学校に遊びに行ったりしていた。


流石に家で一年間自習するというのは考えられなかったので、予備校に行くことに決めた。河合・代ゼミはサテライトの授業があって眠くなりそうだったのと、駿台の座席指定制が魅力だったのとで駿台に入ることにした。座席指定制に目を付けていたのは、ぼっちになっても何とかなりそうだなーと考えてのことだったけど、この時点ではまだそこまで深刻に考えてはいなかった。


そして4月から駿台の高卒クラスのハイレベル国公立コースに通い始めた。本当はスーパーコース(東大京大一橋レベル)に入りたかったのだけど、入塾テストで十分な点が取れなかったので……。
全員年上+同じ出身校同士で固まっている+学校と違い当然自己紹介タイムなど無い、という状況により入塾早々ぼっちの地位を確実なものに。それまでは自分のことを一人でも割と平気なタイプだと思っていたのだけれど、流石にこれは堪えた。学校では一人と言っても会おうと思えばすぐに友人/知人に会えるけど、予備校には俺が知ってる人も俺を知ってる人も誰も居ない。この違いは予想以上だった。


精神状態が悲惨なことになっていた俺を助けてくれたのがTwitterとその向こうの友人たちだった。当時はProtectedでごく少数の友人とだけ繋がっていて、スルーしても/されても構わないというTwitterのゆるい特性に存分に甘え、弱音を吐いたり自分の状況を語ったりすることで何とか心を保てていたのだと思う。
学校では退学以前も色々やらかしていたので知人は多かったのだけど、親しいと思える友人はそう多くなかった。だけど、Twitterにいる奴らは、友達の友達方式で知り合った奴も含めて、間違いなく大切な友達だと思う。本人に見られる可能性があるところでこういうこと書くのは恥ずかしいけど、感謝してます。


予備校に通い始めて半月かひと月経った頃になってようやく状況に慣れ、それ以降はぼっちではあるものの大きな問題もなく予備校の授業に出て自習をしてたまに北大構内などで散歩したり本屋に寄ったり、という風に過ごせるようになった。休んだ講義のリカバーが効かないのは少しつらかったけどね。
この頃は講義と教材の予復習以外あまり勉強していなかった。自前であれこれやり始めたのは夏になってからだったと思う。


講義は良質で、特に英語はそれまで全く文法を意識していなかった(5文型が分からないレベル)のだけど目を覚まされて、それからはめきめき伸びていった。他の教科もいい授業が多かった。もっとも後期に入ってからはいくつか切った講座もあるけれど。
サテライトがある河合代ゼミを避けたのは結果的に大正解だった。当初公民から現社を選択して受講していたのだけど、なんと現社は校舎で唯一の大教室でのサテライト講座で、講師がいるという緊張感が無くしかも薄暗い教室での講義に耐えられず5〜6月ごろに未習の倫理に変更。大教室でのサテライト、ダメ、絶対。個別の画面で見るタイプは知らない。
座席指定は別にどうでも良かったかも知れない。理科社会とかの選択授業は自由席だし。でも、最初のうちは行けば席があるというということに安心していた気もするのでそれだけでも意味はあったかな。


それ以降の予備校生活は特に面白いこともないので割愛。


秋冬ごろになると模試の結果も満足なものになっていたのだけれど、その慢心が祟ってセンターで爆死。それでも志望校を変えず――地歴と理科とIIBを受けなかったので変えられなかったとも言う――前期後期ともに筑波に出願し、結果全落ち。
親に国公立に入れとそれなりにしつこく言われていたせいで、親が考えていたであろうよりも激しく国公立至上主義に染まってしまったので私立は出願しなかった。仮に早稲田に受かって筑波に落ちても早稲田には行かないだろう、と思う程のレベル。誤解されそうなので補足しておくと、私立が視界に入っていなかっただけであって、別に私立にマイナスの感情を持っていたわけではないし、今でもそういった感情は持ってない。


前期は落ちると思っていなかったので、相当ショックだった。その見通しの甘さが不合格に繋がったのだろう、ということを前期の結果が出てすぐのエントリに書いた。何とかなるだろう、と思ってサボってきたのが響いたのは間違いないと思う。後期はもともと受かるとは思っていなかったのでそこまでショックではなかった。
前期後期とも試験時間中はベストを尽くせたので、やはり日頃の勉強が不十分だったのだと思う。


以上が俺の受験生生活のあらまし。この一年で身につけたものをひとつ、と言われたら学力を措いて真っ先に「メンタルの強さ」を挙げるほどぼっちは壮絶だった。浪人さえしなければいい経験だったと言えただろうと思う。


現在

今のステータスはこんな感じ。


英語:一部除き問題なし
現代文:大体OK
古典:まだマシ
数学IA:まだマシ
数学IIB:半年近く触ってない
地歴:日本史世界史地理どれも未習同然
倫理:大体OK
理科:地歴と同じくどれも未習同然


英語の「一部」とは語法・熟語・英作文のこと。
IIBは去年の10月頃に筑波に絞ってからやっていない(筑波はセンターにIIBを課さず二次でも使わないことが出来るため)
地歴は学校の授業に出なかったり、出ても聞いてなかったりした結果。予備校でも、第一志望の筑波で使わないためあまり熱心に聞かず、夏以降は講義にも出てなかったんじゃないかな。
理科も地歴とほとんど同じ状況。


これから

志望校について

来年の受験校として考えているのは次の3つ
東京大学文科三類
一橋大学社会学
筑波大学社会・国際学群社会学


東京大学文科三類
・なんてったって東大。面白い人が集まっていそう。
・教授陣も面白そう
・二次で地歴2科目が課されるが、地歴2科目をゼロから二次レベルまで持って行くのは至難の業
・他の科目もキツい


一橋大学社会学
・東大に継ぐ名門。同じく面白い人が集まっていそう。
・しかし学部の授業内容が今ひとつ不明
・学内に理系学部がない
・数学鬼
・ここを目指す場合一年間をほぼ地歴1科目と数学の対策だけに使える
・わりと田舎


筑波大学社会・国際学群社会学
・授業内容と教授陣が面白そう
・今までの学習内容が丸々生かせる。数学選択にしたら数学やる必要が出てくるけど。
・けどせっかく浪人するなら現役時より一歩上を目指したい
・文句無しの田舎


京大の社会学科は一橋以上に何やってるか分からないのと立地に魅力をあまり感じないので今の所選択肢に入れてない。
現実的には一橋か筑波でしょう。筑波でもいいのだけど、それだと――数学選択に切り替えるにしても――1年間モチベーションが維持出来そうにないので、一橋を目指すことになると思う。東大と筑波の存在も頭の片隅にはおいておきつつ。浪人したので流石に私立を受けなければならないだろうけど、それについては追々。


各教科について

今年力を入れる(=入れざるを得ない)のは地歴と数学


・地歴
まずは日本史をやろうと思う。暗記が苦手なので出来ることなら地理にしたいのだけど、東大の地歴の中では日本史が一番楽だというし、一橋の地理は激ムズのようなので。


・数学
苦手な上にしばらく触っていないのでかなり頑張らなければならない。まず手元にある「元気が出る」をやってその後は色んな人に相談して決める。


・その他
国語は一年掛けてじっくりと。古文の文法と漢文の句型頑張る。
倫理はたまに思い出す程度で十分なはず。
受験英語はいい加減飽きたけど、全く触らないわけにはいかないのでTOEICを何回か受けるつもり。あやふやな所がある語法・熟語・英作文はそれとは別に対策する。
センター理科は一年あればどうにでもなると思うのであまり心配していない。一橋はセンター180点満点中100点が理科なので2科目やるかも。まずは生物からやってその後物理かな。


予備校について

前期中は通うつもりはない。受ける必要のない講座にまでお金を払うのがもったいないのと、日本史と数学を一年かけてゆっくりやっていたら東大にせよ一橋にせよ間に合いそうにないので。駿台に後期入学するつもりだったけど、学費が半分になる訳ではないようなので、他のところでもスカラが取れれば前期からそこに籍だけ置くかもしれない。
予備校に通わないとなると自習場所を探さなくてはならない。娯楽たっぷりの自室で勉強が出来るはずはない。事情あって父が自宅ではなく自転車で30分くらいのマンションに住んでいるので、そこを使うのを検討中。公共図書館は空調や詰め込み具合などの環境がよくない。北大の図書館はどうなんだろう。調べてみるつもり。


スカラ取って予備校前期から入れるのがベストなのでまずはテスト受けてみます。数学出来ないから厳しいと思うけど私大コースなら何とかなるかも。

まとめ

今の後悔を決して忘れないようにしながら、一年間精一杯やっていこうと思う。「なんとかなるだろう」は禁句で。
合格するまでは少しも油断・楽観しないで自分に厳しくありたい。